15 days ago
今日は「生体リズム理論と時間栄養学」についての話。 - その1 - 動物・植物そして微生物など、全ての生物が持っている生命現象の周期的な変化を「生体リズム」または「生物リズム」といいます。 生体リズムは、人間の生体内で発生する様々な時間帯における身体的・精神的・行動的な変化を指します。 これらのリズムは、「睡眠・覚醒サイクル」「空腹と消化のサイクル」「ホルモン分泌」「体温調節」などに影響を与えています。 生命現象にはいろいろな周期性があり、もっとも注目すべきは、24±4時間の周期を持つ、「概日リズム」です。 概日リズムとは、自然環境サイクルの長さ、つまり一昼夜に一致したリズムで、ほとんどの生物の基本的なリズム。 概日リズムは、睡眠にも大きく関係しており、概日リズムが乱れると睡眠障害を引き起こすことがあります。 そして、この生体リズムが加齢によって大きく変化することが研究により分かってきました。 最も大きく変化するのは、概日リズムとされ、その振幅が低下してきます。 つまり、1日のうちでの体調や身体機能の上下幅が小さくなります。 元々の概日リズムの周期が、地球の自転の24時間に近い程、寿命は長くなるとされています。 実は、ヒトの体内では300以上のリズムが証明されています。 身体の細胞自身にリズムが与えられ、それらの集合による組織としてのリズムが生まれます。 これが、脳・心臓・肺などの各臓器にもリズムとして伝わります。 ヒトの体内で概日リズムを示す生体現象は数多く知られており、「睡眠覚醒リズム」「体温リズム」以外にも「成長ホルモン」「メラトニン「コルチゾール」の三つのホルモンが1日の生活のなかでリズムをもって分泌されています。 ヒトは閉鎖された空間などで昼夜変化や時刻の情報から隔絶された生活を送ると、「深部体温リズム」や「睡眠・覚醒リズム」の周期が24時間より長くなり、体内時計と外界の生活時間にずれが生じ、就寝時刻と起床時刻が遅れていきます。 これを「フリーランリズム」と呼び、人では約25時間前後となります。 ■自律神経リズム 1日のうちでは、昼間は交感神経が優位に、日が暮れると副交感神経が優位になるのが自然で理想的なリズムとされています。 このリズムが整っていると、朝から日中にかけてはアクティブに、夕方からはリラックスした状態に切り替わり、休息を促します。 自律神経には、交感神経と副交感神経があり、2つがバランスをとりながら、心臓や腸、胃、血管などの臓器の働きを司っています。 この自律神経、自分の意思ではコントロールできず、ちょっとしたストレスでもバランスが乱れてしまいます。 https://www.youtube.com/watch?v=dWz1fBk1A3s
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