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. 10月5日 * 陽気なギャングが地球を回す/ 伊坂 幸太郎 * 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲. ✎＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。 𝐅𝐞𝐞𝐝 𝐛𝐚𝐜𝐤. ✎＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングシリーズ」はずっと積読になっててやっと読み始めた！ 伊坂幸太郎さんの作るキャラクターはやっぱりほんとにいい！！✨ 冷静沈着で嘘が見抜ける成瀬、ずっと喋ってる響野、スリの天才の久遠、一児の母で正確な体内時計を持っている雪子の4人で銀行強盗する。 4人の掛け合いも面白くて、間に出てくる広辞苑の記述も話に合わせて脚色されてた。 「ロマンはどこだ」の合言葉で始まる銀行強盗は成瀬の理論的で完璧なプランによって勝率100%。 ・「祥子さんと僕たちは明らかに考え方が違っていて、たぶん正しいのは祥子さんのほうだ。でもさ」「でも？」「正しいことが人をいつも幸せにするとも限らない」(p.55) ・物事を断言するのにはそれなりの覚悟と判断力が必要で、しかもその二つとも日本人の大半がなくしてしまったものだった。(p.77) ・やくそく【約束】①くくりたばねること。②ある物事について将来にわたって取りきめること。契約。約定。③信頼の置けない相手に対しては特に行うこと。 合鍵を作る天才で変な道具を作ってる田中や、響野の妻でスタイル抜群の祥子など、脇を固めるキャラクターたちも一癖あって魅力的！！ 銀行の内部についても意外と細かく書かれててオープン出納機とかだれが分かるんだと思いながら関心した笑 さすが伊坂幸太郎さん！引き込まれました！ #陽気なギャングが地球を回す #伊坂幸太郎 #本 #伊坂幸太郎ワールド #読書 #読書記録 #嘘発見器 #なんか悲しい能力でもある